かつての西部劇スター、カウボーイ役のジョン・ウェインが現代のメキシコ国境に現れ、“アメリカの正義”を演じたらどうなるか。それでも越境者たちは絶望的な闘いを止めることはないのだろう。
猪瀬直樹さん(作家)
銃弾に込められたのは、荒れ果てた者の憎しみか。
静かな激突デュエルは、現代世界のメタファーだ。
荻上チキさん(評論家・「シノドス」編集長・ラジオパーソナリティ)
ルドガー・ハウアーの映画『ヒッチャー』を思い出しました。
しかも、今トランプ大統領の壁問題で話題のメキシコ国境が舞台。
そして灼熱の砂漠での逃走劇が本当にハラハラドキドキの88分間でした。
熊谷隆志さん(スタイリスト)
なんというシンプルさ!
なんという無情さ!
なんという犬!
まさにあっという間の88分!
倉本美津留さん(放送作家)
現代社会への警告。描かれている世界が現実になってしまったら恐ろしい。
ケント・ギルバートさん(カリフォルニア州弁護士)
食べ物も水もなく、火星の表面みたいに不毛な大地。いまや極めつきの政治的な場所になった米メキシコ国境で、不気味な謎の男に追われまくるというシンプルの極みのような恐ろしい 物語。心の底から凍りつきました。
佐々木俊尚さん(作家・ジャーナリスト)
目の離せない88分間。
ずっと胸が痛かった。
シシド・カフカさん(ミュージシャン、女優)
大袈裟でもなんでもなく、こんなにも極限の緊張感を終始味わい続けられる映画はない。 観た後は少し呆然としてしまった。
映画内の事が本当に世界のどこかで起きている可能性があるのかと思うと、、あまりにも衝撃が凄すぎます。
JOYさん(タレント・モデル)
国境付近の大自然が美しく雄大で、人間の矮小さ、えげつなさが浮き彫りに……。もう開き直ってドロドロになっても生きていくしかない、と不思議な力がわいてきました。
辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)
なぜメキシコ人たちはそうまでしてアメリカに来たがるのか。なぜアメリカの白人はそこまでメキシコからの不法移民を憎むのか。
この映画には「トランプのアメリカ」の実相が、激しく色鮮やかに描かれている。
神保哲生さん(ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表)
今、全世界から注目を浴びているメキシコとアメリカの国境。アメリカへ入国しようとする移民たちが抱えている、とてつもない恐怖にのみ込まれる。今もどこかで起きているかもしれない現実を、スリリングに描いた88分間。
杉山セリナさん(キャスター)
楽観主義者か悲観主義者か? 強靭な肉体か瞬時の決断力か?
極限をサバイバルできる人間の条件が、この映画を観ればわかる
関野吉晴さん(探検家・医師・武蔵野美術大学教授)
国境のない日本だからこそ興味深い。トランプ大統領になってタイムリーなだけに見応えが大きい。
死活が問われる究極のサバイバルゲームはホラー映画より恐ろしい。
現在のリアルな西部劇。ニュースの見方が変わる!
デーブ・スペクターさん(放送プロデューサー)
移民を目指すメキシコ人たちの物語だが、劇中に描き出されている真の主役は米国白人の排外主義とヘイトだ。去年の今頃なら、絵空事に思えたかも知れない。しかし、もうぼくらは知ってしまっている。この、憎悪と狂気は現実だと。
常岡浩介さん(ジャーナリスト)
ラストの緊迫感
その後に残る希望の無いもやがかかったような悲しみの感情
どうにもやりきれない感覚 今の世の中が抱えているのはきっとこんな感じなんだろう
チバユウスケさん The Birthday(ミュージシャン)
砂漠の持つとんでもないスケール感の中で、
命がけで逃げる恐ろしさをリアルに感じながら過ごした88分間。
平穏な日常のありがたみをかみしめました。
春香クリスティーンさん(タレント)
88分間、BPM170で高鳴り続ける鼓動。
ただただ「逃げろ!」と願うしかなかった。
しかし、これが現実を切り取った一部とは。
正義とは何なのだろう。
ヒャダインさん(音楽クリエイター)
「逃げのびてくれ!」。メキシコから米国に渡る移民たちが直面する国境越えの現実は、日本にいる限り想像しようもないほど過酷で熾烈だ。移民たちの視点で描かれた緊迫の88分はぜひ知るべき世界だ。
堀田佳男さん(国際ジャーナリスト)
不条理な恐怖を自然の視点で俯瞰するのがキュアロン親子。
人間はこんなにもちっぽけで愚かなのだ、と。
松江哲明さん(ドキュメンタリー監督)
アメリカの広大な荒野を訪れた時、絶望的な恐怖を感じた。踏み入った者を飲み込む感覚は、現場を歩けば誰でも感じることだろう。それでも不法移民は命をチップにした割に合 わないギャンブルに挑むしかないのだ。
丸山ゴンザレスさん(ジャーナリスト)
ガエル、うしろ、うしろ! 早く逃げて!アアッ、他の人はいいからとりあえず走って!  犬、かわいいけど怖い! キャアアアア!という、大満足の88分でした。
村井理子さん(翻訳家)
驚くほどシンプル。そして驚くほど劇的。まさに映画。でも同時に思う。これは決して絵空事ではない。大国アメリカの現実なのだ。
森達也さん(映画監督)
行く手にはいわれない憎しみ。背後には覆せない貧困。絶望に挟み撃ちにされた人々が砂漠を走る!走る!走る!
スリリングでシャープで切実な逃走劇に、すっかり引き込まれた。
山崎まどかさん(コラムニスト)
砂の一粒ほど軽く飛びやすい命をめぐる闘い。
美しく丁寧に重ねられた映像でひたすら迫ってくる。
木陰も振り返ってくれる人も、いない。
ロバート キャンベルさん(国文学研究者)